倍音は重要?(マウスピースやリードを変えずにサックスの音色を変える?)

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倍音は重要?(マウスピースやリードを変えずにサックスの音色を変える?)

LESSON / EVENT

2017/04/02 倍音は重要?(マウスピースやリードを変えずにサックスの音色を変える?)

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楽器を演奏されている方は、「倍音」(Over tone)という言葉を一度は耳にした事があるのでは?

倍音って何?と思われている方も多いと思います。簡単に説明します。

 

倍音とは、そもそも…周波数が倍の音。んー、難しいね。

徐々に上に上がっていくんだけど、こんな感じ。

 

1倍/440Hz。音=A(ラ)

2倍/880Hz。音=A(オクターブ上のラ)

3倍/1320Hz。音=E(ミ)

4倍/1760Hz。音=A(ラ)

5倍/2200Hz。音=C#(#ド)

6倍/2640Hz。音=E(ミ)

7倍/3080Hz。音=低めのG(ピッチ低めのソ)

※ 音は1.059倍を基にした相数的なもののため、ズレが生じる。これ以上の倍音は、倍音同士が近づいていく。

 

倍音とは、音を出せば必然的に生じるのもの。

 

ヨーロッパでは、硬い石でできた広い建物が多い。 教会が代表的かな。そういう中で音を立てると壁ではねかえる。このはねかえりの中で、倍音が生まれてくるらしい。

 

そこで興味深い話がある。『和音の起源』ってところかな。以下に説明します。

 

2倍音は1オクターブ上の音で、人間にとってはかなり似た音に聞こえる。オクターブ違うドにも同じドという名前(音名)をつけてしまっていることからもわかるね。

というわけで2倍音は意識されない。

 

次は3倍音。上記の通り、3倍音は5度。結果、最初に人間が認識する和音は5度和音になる。

グレオリオ聖歌は5度和音で構成されている。(1200年代のこと。)

 

さて、次は4倍音。これはオクターブなのでわかりにくい。

 

そして、5倍音。5倍音は+4半音の種類で、長3度。かくして長3度は気持ちのいい音となった。

 

こんな感じで和音は生まれていったものと考えられる。

 

これで、根音、長3度、完全5度の役者が揃ったことになる。

だから和音の母(発生原理)は倍音である、ということ。

 

日本で和音がほとんど生まれなかったのは、建物が反響しなかったからのようだ。

人間に気持ちよく聞こえるのも、波(周波数)が調和しているから。倍音同士はきれいに並び、各場所でその振幅を足しても、 同じようにきれいな波ができる。

これがズレた周波数同士だと、うちけしあったり、変なうねりが出たりして 不快に聞こえる。

ちなみに、オーケストラなどで楽器の音を合わせる時には、音程を聞きとるのみでなく、このうねりが出るかどうかも目安にしていることが多いらしい。

 

 

サックスにおいて、音色を聴いた時に、「倍音が豊かな音」とか「倍音がカットされちゃってるね」とか表現したりします。

その場合の「倍音」という表現について、ざっくり言うと、一つの音(コアな音)の周りを取り巻く他の音(要素)と表現してもいいかな。

 

本来は倍音とは、上に書いた通り、周波数の違いを指しているが、「音を出せば必然的に生じる」という現象から推測すると、一つの音に対して自然に他の音も発生していると解釈していいと思う。

 

では、「倍音が豊かな音」とは? 簡単に言うと、温かみのある音。優しい音。奥行きを感じさせる音。語弊があるかもしれないが、複雑な音。

サックスの場合は、サブトーンとしてもいいかな。

 

「倍音がカットされた音」とは、硬めに感じる音。他の音の要素が少ないわけだから、コアの音(周波数)のみに近い状態の音。語弊があるかもしれないが、シンプルで奥行きをそれほど感じない音。

とは言え、管楽器、管体を鳴らすわけだから、奥行きがないわけはない。

サックスの場合は、フルトーンに分類してもいいと思う。

 

こう書くと、「じゃあ、サブトーンが正解なわけ?」と疑問を持つと思う。

そうとは言い切れない。それは、ジャンルや曲調によって、生み出す倍音の量を調整する必要がある。そうしなければ、お門違いなサウンドになってしまう。(ミスマッチを狙うケースもあるけどね。)

編成によっては、他の楽器の周波数とバッティングしてしまって、サックスの音が埋もれてしまう可能性もある。

 

 

トレーニングで、それらの量をコントロールできるようになるはず。つまり、同一のセッティング(マウスピース、リガチャー、リード)のままで、身体をコントロールして奏法に変化をもたらして「音色を変える」ということ。

 

音色は非常に大切で、そのプレーヤーのカラーは勿論のこと、バンド全体や曲への印象が音色一つで、良くも悪くも全く変わる。変えることができる。

その音色一つで、聴く人を、夜の摩天楼に連れて行くこともできるし、リゾートの海辺に連れて行くことだって、絵本の世界に連れて行くことだってできる。

 

ということで、「倍音トレーニング」をすることでコントロールできるようになると思うのであります。重要!!

 

クラシック、ジャズ、ポップスに関わらず、初心者の方も是非、倍音の重要性について理解して練習すると、自分好みの音色に近づけ易くなると思いますよ。

どうしても初めのうちは、「楽器のせいかな?」とか「マウスピースが合ってない?」とか、色々考えがちですが、コントロール源は自身の身体なのです。

 

 

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